中国でFacebookを使う方法
中国ではインターネットの利用に、強い規制がかかっています。
この規制は中国が行っているもので、中国国内からは特定ページへのアクセスが行えなくなっています。
Youtube、Twitter、Facebook、Google、Evernoteなど、著名かつ便利なサービスが規制対象となっており、それを知らずに中国に入国してから、「あれ!?アクセスできない!」と困ってしまう方も多いと聞きます。
特にFacebookやEvernote、Googleは仕事上必須な方も多いでしょう。
しかしご安心ください。この規制は回避する方法があります。
それは「VPN」と呼ばれるものです。
どういった物かすごく簡単に言ってしまえば、元々VPNはインターネット上の通信をより安全に行う為のセキュリティ技術として開発された物で、使用する事でアクセス先のページが分からないようにしてくれるんですね。
しかし、元がネットワーク通信技術という事もあり、VPNの利用環境を整えようとすると、専門的な知識であったり、機材のコストであったりと、個人で用意するにはなかなかに高いハードルが待ち構えています。
ですので環境を自前で用意するより、多くの企業が「VPNを提供する」サービスを展開しているので、そちらを利用する方がスムーズでしょう。
VPNサービスを契約し、利用する事自体は難しくありません。
ただ、現在VPNを提供しているサービスは非常に多く存在しており、値段も無料の物から有料の物、その値段にも幅があったりと、どのサービスが良いのか選択に悩んでしまうかと思われます。
なので、まずは無料のサービスと有料のサービスとで比較し、メリットとデメリットについて解説していきます。
無料VPNサービス
メリット:
・無料であること
・匿名で利用できる物が多い(ユーザー登録が不要)
デメリット:
・セキュリティ面が弱い
・接続に時間や手間がかかる物が多い。
・接続しても通信が安定しなかったり、速度が遅い事が多い。
日常的にVPNを使用してインターネット利用をしたいと考えている人には、無料のVPNサービスは適さないと言えるでしょう。
逆に1日に1度、もしくは数日に1度使えれば問題無いという人は、無料のVPNサービスでも良いのかもしれません。
それでもセキュリティ面の弱さが付き纏うので、ビジネス上のやりとりには不向きです。
では続いて有料のサービスを見ていきます。
有料VPNサービス
メリット:
・セキュリティに対し高い配慮がされている
・接続の安定感、通信速度も速い物が多い。
・接続方法の案内や、トラブル時のサポートが用意されている
デメリット:
・試用期間後、料金がかかる。
・ユーザー登録が必要。
品質という意味では、圧倒的に有料のVPNサービスに軍配が上がります。
もちろん、その分お金がかかってしまいますが…。
ただやはりセキュリティ面や通信の安定感を考えると、日常的な利用や、ビジネス上での利用であれば有料のVPNサービスをオススメします。
有料VPNサービスも値段に幅があり、サービス内容も多様化しています。
ただ、どのVPNサービスと契約をするにしても、必ず確認してほしい事があります。
実は、VPNを利用しても、すべての規制ページにアクセスが可能になるという訳ではないのです。
特定のVPNサービスからは、利用できない規制ページが存在したり、稀にVPNサービスそのものが規制の対象となっていたりします。
ほとんどの有料サービスには無料の試用期間が設けられているので、日常使いに耐えられる安定感か、自分が利用するサービスに接続が可能かどうか、必ず確認してから契約をしましょう。
本記事が皆様の快適なネットライフを送るお役に立てば幸いです。